妊娠と肥満について
肥満による妊娠中の異常や出産時の異常についての報告は沢山発表されています。いずれにおいても妊娠経過や分娩における危険因子であり、妊娠中の栄養管理の重大性が指摘されています。
肥満や急激な体重増加加 巨大児・妊娠中毒症・糖尿病(妊娠糖尿病)の発生率を高め、結果的に帝王切開術や吸引分娩などの異常分娩を引き起こし、新生児仮死などの危険を招きます。
 
肥満と周産期異常との関係
この表の様に統計的にも肥満
群では周産期においては異常
の発生率が増加します。
  標準群 肥満群
妊娠中毒症 8.0% 18.9%
巨大児 2.9% 9.4%
帝王切開率 6.6% 15.1%
吸引分娩率 9.7% 11.4%
新生児仮死 0.8% 3.8 %
 
肥満・体重過剰増加と妊娠中毒症
 
肥満と過度の体重増加は妊娠糖尿病病((GDM GDM))を誘因する。
妊娠糖尿病(GDM):妊娠中に発生したか、または初めて認識された
耐糖能低下をいう。
 妊娠糖尿病(GDM)の確定診断
  経口糖負荷試験(75gOGTT)
前夜から食事摂取なし(8-14時間の絶食)
 
朝採血に続いて75g経口糖負荷
 
 
1時間後・2時間後に採血
 
 
空腹時>100mg/dl
1時間後>180mg/dl
2時間後>150mg/dl
この内2つ以上を
満たす場合には
GDMと診断する